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学長メッセージ 第4ターム以降の学びについて

千葉大学における本年度後期の入構制限解除と,対面授業の漸次増加について学長からメッセージが発表されました.

http://www.chiba-u.ac.jp/others/topics/info/4_3.html

コロナ禍が今後どうなるか予断を許さないので,対面授業とオンライン授業のハイブリッドになります.

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学長メッセージ 第4ターム以降の学びについて
掲載日:2020/09/18

学生の皆さんへ

 第3タームになって新型コロナウイルス感染症の流行もだいぶ落ち着いてきています。そこで、第4ターム(10月1日)から学生の皆さんのキャンパスへの入構制限を解除致します。しかし、感染が収束したわけではないので、学内の各種施設は施設ごとに定められた感染防止策に留意しながら利用するようにしてください。これからの感染状況をみながら、徐々に施設の利用も本来の形に戻していくように致します。

 第4ターム以降の授業では、キャンパスへの入構制限解除とともに対面授業を増やしていきます。同時に、通学困難な学生に対してはオンデマンド型のメディア授業を対面授業に併せて提供するなどの配慮を致します。また、ポストコロナ時代を見据えて、授業科目の教育目的に応じて対面授業とともに同時双方向型やオンデマンド型のメディア授業を取り入れたハイブリッド型の授業も実施していくように致します。 

 しかし、今年度より開始しているENGINEプログラムにおける全員留学については、現在の諸外国の感染状況では実施が著しく困難であると判断し、第4ターム以降も当面は中断することに致しました。今後の世界の感染状況を見極めながら出来る限り早期に、海外留学プログラムを再開するように致します。また、大学院修士課程に今年度入学した皆さんには、海外留学に匹敵する代替プログラムを準備致します。

 学生の皆さんには、入構制限の解除とともに、キャンパスを大学本来の学びの場として役立てていただきたいと思います。特にコロナ禍で激変する世界の中で、不条理を恐れずにどのように行動していけば良いのか、友人や教職員と語り合い、ポストコロナ時代の世界をリードするための糧を養ってほしいと思います。また、本年4月に入学された皆さんには、対面授業ばかりでなく課外活動にも積極的に参加して、友人と出会い、さまざまな学びを深め、自分自身を高めていただきたいと思います。

 千葉大学は、この危機の時代を好機と捉えて、総合大学としての多様性を最大限に活用した新しい授業方法の開発やカリキュラム改革を不断に行っており、これからも皆さんの幅広く深い学びを強く支えていきます。

令和2年9月18日
千葉大学長 徳久剛史