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NEUTRINO版「秋のワルツ」(シャミナード)

 公開されて直ぐの【NEUTRINO】を使って「千葉大学歌」や聖歌・賛美歌のコンピュータ音楽を作ってみてからもう半年たちます.ぼやぼやしていたら,どんどん更新されていて,複数の声が実装されたようです.KIRITAN以降の,ITAKO・JSUT・MERROW・YOKOを全て使って実験してみました.それぞれに味わいがあるのですが,いっそ全部使って合唱にしてみると,女声合唱のリアリティが出たようです.
 セシル・シャミナードの晩年のピアノ小品「秋のワルツ」 Valse d'Automne op.169 をまるごと伴奏に使い,歌詞を付けてその「女声合唱」(斉唱ですが)のコンピュータ音楽にしてみました.ピアノ部分はMusescore3で作りました.合唱とピアノは Audacity2.4.2で合成しました.画像は全部千葉大の西千葉キャンパスの秋を過去に石井が撮ったスナップです.パワポで動画にし,AviUtlで音声ファイルと合体しました.

 https://youtu.be/SKWvBAwgjS8

 秋の日の 夕暮れ
 独り帰る 私に
 追いついてくれた あなたは
 息を弾ませ
 うれしそうに 微笑んだ
 会えただけで

 他愛なく 笑い
 訳もなく 駆け出したりした
 あの秋の 夕暮れの
 帰り道

 作り物の恋も 偽の悩みも
 真似事の愛も 無駄な苦しみも
 跡形もなく 笑い 
 訳もなく 駆け出したりした
 まわる まわるよ 踊るように
 二人で 二人で 二人で

 黄金色に輝く
 あなたの瞳 まぶしく
 風になびく 髪が
 愛おしくて

 秋の夕暮れ 
 軽やかに走り去る 後ろ姿よ
 光の彼方へ
 一人残されて知る 本当の孤独を
 二度と戻らない 輝く時よ

 今もあなたを
 探し続ける

 ふたりの
 ふたりの

(pour Maï de noir)